フクロモモンガは尻尾で巣材を運ぶ?

今年も残すところあと1ヶ月、クリスマスも間近でなんだか賑やかな気分で過ごしています。

クリスマスといえばサンタさんがソリに乗ってプレゼントを運んできてくれますが、我が家ではフェンちゃんが尻尾を使って新聞紙を運んできてくれます。

これはフクロモモンガの習性で巣材を効率よく巣穴に持ち帰るための行動です。

巣材になりそうなものを両手で掴んで確認した後にまとめてお腹の下を通し、ズボンをはくような動きをして尻尾で挟みます。

飼育下のフクロモモンガではやらない子が多いようで、専門書にも軽くしか書かれておらず、ネットでもそう多くは情報を得られませんでした。

動画をSNSにあげるとうちの子もやりますよという声もあったり、海外の方たちからは『She’s tail carrier!!』というコメントをいただきました。

『Tail carrier』しっぽで運ぶ子と呼び分けするという事は海外でも珍しいケースなのかもしれません。

飼育下のモモンガは寝床を用意してもらえますし、巣材もゲージの中や巣の中に入れてもらえるので自分で運ぶ必要がありません。

尻尾を使って巣材を運ぶ姿はとても可愛らしく、うちの子にもやってほしいという声もよく聞きます。

ですので、皆さんの参考になればと思い、フェンちゃんがよく巣材を運んでいる日の観察結果をまとめてみました。

<気温>

前日よりも室温が低い日にはよく運んでいる気がします。

寝ている間に気温が下がると困るので少しでも多く運んで巣を暖かくしたいのかなと思います。

<時間帯>

夜にも運ぶのですが、夜明け前の『これから寝るぞ!』というタイミングに運ぶことが多いです。

一枚でも多く集めたいので何度も行ったり来たりして巣材を集めます。

<材質>

細く切った新聞紙や折り紙をよく運んでいます。輪っか状にしてあげると2cmくらいの太め幅のリボンなども運びます。

尻尾に巻くのでボリュームが少なすぎず多すぎずなちょうどいいものが好まれます。

海外ではプラスチック製の輪っかや造花を運ぶ子もいるようです。

<場所>

明るい場所から暗くて隠れられる場所に運びます。

フェンちゃんの場合は棚の奥に箱を置いておくとその中に運んでいます。

気分、気温などによって引き出しの奥の隙間にも運んだりします。

固めて巣材を置いてある場所よりたまたま通りがかりにポツンと落ちていた巣材を運ぶことが多いです。

<運んだ後の状態>

中はこんな感じになります。

奥まで入って巣材をかき集め、入り口に蓋をしているようです。(画像左下が入り口で右のへこんだあたりで寝ています。)

汚したくないので中で排泄はしないですし、おやつも入り口付近で食べて奥までは持っていかないようです。

<やるようになったきっかけ>

うちに来てすぐの頃に撮影するために箱を使ってセットを組んだのですが、その箱の中に入った際に外に置いてあった新聞を引っ張り込もうとしました。

箱は加工して大きな穴を開けてしまったので同じ箱と折り紙を買って来て巣の中に運べるようにしてばらまいたのが巣材を運ぶようになったきっかけだったと思います。

その後好きな場所が選べるよう、家の中数カ所に巣になりそうな箱と巣材(新聞紙)を設置したところ、一箇所に巣材を集めるため運ぶようになりました。

フェンちゃんはもともと野性味が強いので本能的な行動を取ろうとします。

性格なども関係してくるのかと思いますがあくまで習性の一つですのできっかけさえあればやるようになるんじゃないかなと思っています。

あと、音のするものや動くものに興味を示すので、巣材でガサガサと音を立てたり、目の前でピラピラと動かすと掴んで運ぼうとしたりもします。

この方法はなかなか確率が高いので試してみてください。

飼育状況下で少しでも野生に近い状態を作ってあげるのはストレス解消にもなりますし、見ていて楽しい行動を取ってくれます。

この行動は本能的に備わった行動ですので、やりたい事をやれる環境を整えてあげるというのが一番大切なのかなと思います。

巣を作れる環境、巣材を運べる環境を作ってあげてみてください。

このブログがきっかけになって、尻尾で巣材を運ぶ可愛らしいフクモモちゃんの姿がたくさん見られたらいいなと思います。

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